拓本ってご存知ですか?


 拓本とは、文字や文様などが刻まれた金属、石、木などに紙などを貼ってその文字などを美しく写し取ることをいいます。

 拓本は書道の手本となったり、考古学の資料、研究手段にもつかわれていますが、趣味として広く親しまれてきました。

 今では芸術の一分野としても認められています。

 拓本には、乾拓法と湿拓法とがあり、乾拓法は乾いた紙で行い、湿拓法は湿らせた紙を使います。拓本といえば一般的に湿拓法で行います。

 乾拓法と湿拓法ともに石に紙を引っ付けてその上に墨などを含ませて採拓してゆきます。

 絶対に石碑に墨などをつけないで下さい。石碑に墨をつけて紙をその上から貼るのは間違いです。

 くれぐれも石碑を汚さないで下さい。


簡単な拓本の取り方
(写真をクリックすると大きな写真がみれます)
[1]まず、石碑をきれいに掃除!
[2]紙(和紙)をかぶせ、セロハンテープなどで固定
[3]濡れた布で紙を石に密着させます
[4]乾いた布で紙の水分を取り、文字などへこんだ部分の紙をへこませます
[5]タンポに墨をつけ、紙の上からたたくようにして模様を写し取ります
[6]拓本を掛け軸などに表装すれば一段と映えます



Sightメニューへ


© ObaNet