Inscription(碑文)万葉歌碑めぐり



碑番号(48)
巻一〜13 作者−天智天皇
書・東山魁夷(日本画家)
 

香久山は 畝火ををしと 耳成と 相あらそひき 神代より かくなるらし
いにしへも しかなれこそ うつせみも つまを あらそふらしき

(かぐやまは うねびををしと みみなしと あいあらそひき かみよより かくなるらし
いにしへも しかなれこそ うつせみも つまを あらそふらしき)



(歌の大意)
大和三山の香久山、畝傍山、耳成山の間には、古い伝承に見られるような男女の間のいりこみがあって、
一人の女性を二人の男性が嬬(配偶者)争いをしたという。こうしたことは、神代の頃にもあったらしい。
人の世の遠い昔もそうだったのだろうか、だからこそ今の世でも男たちは嬬を取り合って争うことらしい。

桧原井寺池畔

 
碑番号(48)
作歌者−天智天皇
書−東山魁夷(日本画家)



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