Inscription(碑文)万葉歌碑めぐり |
碑番号(31)
懐風藻 大津皇子 巻二の163 大来皇女 書・福田恒存(劇作家、評論家) |
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金烏臨西舎 鼓聲催短命 泉路無賓主 此夕離家向 大津皇子 神風の伊勢の国にもあらましを何しか来けむ君あらなくに 大来皇女 (歌の大意) 金烏(太陽)はすでに傾いて、西の家屋を照らし、時を告げる鼓の音は、 死を目前にした短い命をせきたてるように聞こえてくる。 死出の旅路には、お客も主人もなくただ一人ぼっち。 この夕べ自分の家を離れて孤影さびしく黄泉の旅へ出立しなければならない。 伊勢の国にいればよかったものを、どうして帰ってきたのであろうか。大津皇子もいないことなのに。 |
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吉備池北側の春日神社
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